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執筆者の写真早川美水

学校が楽しくない理由/親と子、教師のやるべきこと

更新日:5月31日


私は小学校、中学校時代に休むことはなかったですが、

よく思い返すと特に楽しい思い出は見当たりません。

恐らく学校というものに何の疑問も感じなく、なんとなく通っていたのだと思います。


現在では考えられない下記の様な校則に対しても、

何も疑問を感じていなかったかと思うと後悔ばかりです。


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・男子は坊主

・自転車通学はヘルメット着用

・Tシャツは白でブランド等のロゴは一つまで

・靴下は白

・靴も白

・コート等のアウター禁止

・学生鞄(ランドセルタイプ)は中身が少ない場合でも折りたたみ禁止(大きなカバンは電車通学の場合他の乗客の迷惑になる)

・教師の暴言、殴る蹴るの暴力

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他にも理不尽な校則があったと思いますが、

今では当時の学校、教員に対し疑問だらけです。

心から「先生」と呼べる教師は一人もいませんでした。


時代の流れとともに現在はこの様な学校が少なくなりましたが、

理解しがたい校則があるという話しは今でも私の耳に入ってきます。


更にコロナ禍もあり、理解しがたい校則に加え、

「給食のおかわり禁止」「サッカー禁止」など科学的根拠のないルールを設ける学校も出てきました。


近年、ようやく理解しがたい校則やコロナ禍のルールの見直しが行われましたが、

それで学校が良い方に変わったわけではありません。


そもそも楽しくないのです。

※中には楽しいと感じている人もいると思いますが...。


もちろん校則の見直しも重要ですが、学校が楽しくない一番の理由は授業です。

授業が楽しくないのです。

小学校、中学校に共通して感じたことは、暗記中心の教育になっていることです。

特に中学の歴史の授業は顕著です。


私も今まで様々な教師や生徒の方々とお話ししてきましたが、

教師の数だけ教え方があると言っても良いくらいです。

※私の両親、姉、親族もほぼ教育者ですが、考え方はバラバラです。


そして生徒の数だけ個性があるのです。

本来なら生徒一人ひとりに合わせた教育が必要になるのですが、

教師の負担を考えるとこの体制を変えるのは難しいでしょう。


だからこそ楽しくないのです。

数学だけ得意な子もいれば、歴史だけ得意な子もいます。

全教科大好きと言う子は稀でしょう。

もしかしたらいないかもしれません。


得意ではない教科を勉強しなければならないということは、

とても辛いことです。

辛いけど皆がんばって勉強します。

でもテストの点数は低く、当然成績も悪くなります。


そして成績が悪ければ親に怒られる子もいます。

私もテストのたびに怒鳴られ、怒られていました。

だから勉強が嫌いになり、益々成績が悪くなります。

そして親からの圧力も増していくのです。


成績が悪いとなぜだめなのか、親も教師も論理的に説明できません。

間違った子育てをする親に「成績が悪いとなぜだめなのか」などと聞くと、

怒り出す親もいます。


「成績が悪いとなぜだめなのか」を説明できない理由は、

「成績が悪いとだめ」というバイアスがかかっているような親だからです。

なんだかもう哲学的ですね。


そもそも正確な答えはないです。


ありがちな回答は「頭が良くないと良い大学、良い会社に入れない」です。

残念ながらこの様に考えている親は令和になっても実在するのです。

私の親もそうでした。


自分の子の人生を勝手に決めてしまっているのですが、

そのことにも気がついていない親もいるのです。


子は無条件で親の言うことは絶対だと信じてしまうものです。

誤った考えを押し付けてしまうと、その子の人生も狂わせてしまいます。


私はカウンセリングや講義でもよく言いますが、

「親の言うことは絶対ではない」のです。

生徒の皆さん、親だけではなく学校や教員、あらゆる事に疑問を持ってください。

これは「すべてを疑え」「疑い深くなれ」ということではありません。

あくまで「疑問」を持ち、考えながら行動できる人間になることが大事です。


そして、親や教師の役目の一つは、好きな教科や得意な教科を伸ばしてあげて、

勉強を好きになってもらうことです。

一度でも学びに興味を持てば、子は自分から勉強します。

学校も楽しい場所に変わります。


極端ですが、小学校、中学校は遊びや友達作り優先でも問題ないのです。

親にとっても子供が楽しそうにしているのを見れば安心もするでしょう。



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