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  • 執筆者の写真早川美水

自傷行為への対応とは

更新日:5月31日

他者には理解しがたい行為の一つ、自傷行為


自傷行為には様々な方法があります。

刃物などで皮膚を切りつける、引き裂く、突き刺す行為や、

殴打したり咬んだりするのも自傷行為に含まれます。


また、薬物を大量に使用することも同様です。


特に多いのが刃物などで手首や腕を切りつける行為で、

世間ではリストカット(リスカ)と呼びます。

今回のブログでは、主にこのリストカットについて記述します。


リストカットは当事者に何か大きな問題が生じていることの現れでもあり、

周囲に助けを求めるためのサインであるとも考えられます。

この行為に対し、どの様に対応すればよいのか。


自傷行為は日本だけで起きている問題ではなく、

海外でも発生しており普遍的な現象と言えます。


しかし、日本では発生する頻度が非常に高くなってきています。

そのため、社会問題として注目されるようになりました。


また、この問題に対して世間は「やめさせなければいけない」「してはいけない」

などと考えてしまう傾向にあります。

しかし、当事者の背景に何があるのかを見極めなければ解決はしません。


当事者もなぜ自傷行為をしてしまうのかうまく言語化できないことがほとんどです。

多くの場合本当に自殺するつもりはないと言われていますが、

本当に自殺するつもりのある自傷行為と、

本当は自殺するつもりのない自傷行為を見分けるのは困難です。


なお、自殺するつもりのない自傷行為も繰り返していけば

将来本当に自殺に発展する可能性もゼロではありません。


下記のグラフは2022年(令和4年)の東京都の自殺者数です。










※警察庁「令和4年中における自殺の状況」を編集して作成


東京都だけでも合計2387人(男女合計)が自殺をしているのです。


なお、国立成育医療研究センターの調査では、

小学生(4~6年生)、中学生、高校生で自傷行為をしたことがあると回答した割合は

下記の通りです。


小学生(4~6年生):14%

中学生:12%

高校生:25%

※2022年時点


では、自殺に発展する可能性がある自傷行為に対し、どの様に対応すればよいのか。


まず、家族を含めた支援者が絶対にやってはいけないことは、

「どうしてこんなことをしたの?」などと理由を問いただしたり、

「二度とやらないでね」と注意をすることです。


口調の強弱に関係なく、理由を聞いたり注意したところで

自傷行為をやめることはありません。

そもそも、その様な質問に対して正直に理由を話す子供もいないし、

話そうとしてもうまく言語化できません。


それでも「あなたのためを思って言っているんだよ」と、

追い打ちをかける支援者も残念ながら存在するのです。


更には独自の倫理観などで子供に説教のようなことをする支援者もいます。

当然効果はなく、悪化するだけです。

自傷行為が良いか悪いかという話しは必要ないのです。


私から見れば、その様な対応をする方々は「支援者」ではありません。


まず支援者がやるべきことは、自傷行為をした子供たちに対し、

そこまで追い詰められているという状況を理解することです。

じっくりと話しを聞き出し、当事者の背景を理解することなのです。


「自傷行為をやめさせる」ではなく、「自殺に発展する可能性を少しでも下げる」

こと、ミクロではなくマクロな視点での対応が必要なのです。


支援者と子供の間に良い関係性を築きあげることができればそれは可能だと、

私は考えています。



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