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  • 執筆者の写真早川美水

3/3 第3回「論」 本当に大事な3つの科目

更新日:2023年12月17日

日本人が学ぶべき本当に大事な3つの科目。

第3回は数学で、今回が最後の回です。

なぜ数学が重要なのかというと、

・空間認識能力が身に付く

・論理的思考や問題解決力が身に付く

・データを正しく見抜く力が身につく

代表的なものを3つ挙げましたが、細分化すれば数学を学ぶメリットは多岐にわたります。

では、深掘りしていきましょう。



数学は、人類の知識や文明の発展において極めて重要な役割を果たしてきました。 例えば「物理学」「化学」「工学」などの科学分野の基礎となり新しい技術や製品を開発したり、数学的な原理や方程式を使って自然現象を説明することが可能になりました。 また、数学は美的な要素を含んでいるので、フラクタル図形や幾何学的な図形が芸術や建築などにも大きな影響を与えています。 なお、ビジネスや経済においても重要な役割を果たしており、数学的なモデルや統計的な手法を使って市場や消費者の動向を分析することで、効率的な意思決定を行うことができます。 そして、日常生活では算数が役に立ちます。 算数ができると買い物の際に割引計算や税金の計算などがスムーズになったり、また、自身の予算管理ができるようになります。 予算管理ができると支出浪費を把握できるので、「お金に困る」といった状況を回避できます。 その他、調理時の材料の計量や温度の計測、また、糖質やたんぱく質の計算なども正確にできるようになるので、算数はダイエットにも必要になるスキルと言えます。 ここで、算数と数学の違いを簡単に説明します。 算数は数値や計算を扱う学問で、主に四則演算、分数、小数、割合、面積、体積、三角関数などの数学的概念を扱います。 日常生活で必要な計算や問題解決能力を養うための基礎的な学問と言えるでしょう。 なお、数学は「幾何学」「代数学」「解析学」「確率統計学」などの分野に分けられ、それぞれが独自の理論や概念を持っています。 そして「自然科学」「工学」「社会科学」「経済学」「医学」などの多岐に渡る分野に応用され、科学技術の発展にも欠かせない重要な学問と言えます。 まとめると、下記のような定義付けが考えられます。 算数は日常生活で必要な計算や問題解決能力を養うための基礎的な学問 数学は高度な理論や抽象的な概念を扱う学問で、幅広い分野に応用される学問 ■空間認識能力 では、数学の話しに戻ります。 前述で日常生活では算数が役に立つという話しをしましたが、数学も役に立ちます。 例えば空間認識能力です。 空間認識能力とは、物体の「位置」「方向」「姿勢」「大きさ」「形状」「間隔」など、物体が三次元空間に占めている状態や関係を素早く正確に把握、認識する能力のことです。 この能力が高いほど脳が正確に空間を認識できるのです。 日常生活で役に立つ例としては、スーパーのレジでカゴや袋に商品を詰める時です。 空間認識能力が高いと上手に詰めることができるので、レジ側の店員さんも取り出しやすく会計もしやすくなります。 その結果、待ち時間が減りレジの流れがスムーズになるので消費者側はストレスがかからない、店側は回転数が良くなるという良い流れが作られます。 セルフレジでも上手にカゴに入れておくことで素早く会計を終わらせることができるので流れがスムーズになります。 私が有人のレジを利用する場合は、店員さんが読み取りしやすいようにバーコードの向きを考えてカゴに詰めます。 そして読み取り後、別のカゴに詰め替えてもらう時も素早く簡単に移せるように順番を考慮してカゴに詰めています。 これは時短術とも言えるでしょう。 他には、自宅などで家具を上手に配置できたり効率の良い配置ができるようになります。 また、空間認識能力が高い人は身体能力が高い傾向があると言われています。 例えば転びにくい、つまずいたりしにくい、等です。 これは、地面と自身の位置関係を正確に把握できるため適切に地面を踏むことができる、または段差や傾斜にも臨機応変に対応ができるからです。 更に周囲と自身の物体の距離感覚も掴めるので、人通りが多い場所などで人や物との衝突を回避して歩くことができます。 他には、組み立てられたモノの部品や位置をイメージできる、道に迷いにくい、道具を上手に扱える等、様々な場面で活かされます。 これらは空間認識能力によって「構造」を理解しやすくなっているからです。 ■論理的思考と問題解決力 数学的な問題を解くことで論理的思考や問題解決力を養うことができ、日常生活で起こる様々な問題を解決する際に役に立ちます。 ほとんどの職種で言えることですが、仕事の大小に関わらず「問題を解決する」ことが仕事の主たる内容です。 例えば、仕事でミスが発生した際、要因を特定し再発防止の対策を考案することは問題解決であり、 クライアントの悩みを解決することも問題解決です。 問題解決のためには、「いつどこで発生したか」「どの様に発生したか」「なぜ発生したか」「人為的ミスの場合は的確なヒアリング」「今後発生させないためにはどうするか」など、筋道を立てて考えることが必要になります。 これができないと、その時限りの問題解決となり根本的な解決はできません。 また、何度も同じミスをしてしまう社員に上司が「次からは気を付けるように」と厳しい言い方をしたとします。 この上司の対応で、その社員は次からミスをしなくなるでしょうか。 恐らく「次からは気を付けないと」と思うでしょう。 しかし、一時的にミスは減るかもしれませんが、しばらくすると必ず再発します。 ここで問題なのは、「厳しく声をかければミスが減る」という上司のロジックです。 残念ながら、この様な短絡的でエビデンスのないロジックの上司は今でも存在します。 令和に入ってからは減ってきていると感じていますが、恐らくゼロにはならないでしょう。 本来であれば、該当の社員に最近の精神状態や私生活での困り事などがあるかヒアリングし、作業内容をあらためて見直すなどの対応が必要になります。 もしかしたら社員がADHDの可能性もあるので、そこも視野に入れた対応が必要なのです。 論理的思考ができないと問題解決はできません。 これは会社だけではなく学校でも同じです。 教師が論理的思考をできないと苦しむのは生徒です。 また、論理的思考はコミュニケーションにも関係してきます。 ほとんどの仕事は一人では完結せず、周りの人との連携が必要になるので、論理的思考ができないと相手に正確な情報を伝えることができません。 その結果、相互認識に誤解が生じミスが発生してしまいます。 また、部下から上司、または同じチーム内、学校の場合は部活動や集団での行動時に提案や伝言などがある場合、論理的に説明しないと伝わりにくく、「何を伝えたいのか分からない」と思われてしまいます。 そうなると話しが進まなかったり、周囲の協力が得られないといった孤立した状況に陥ってしまい、相手に悪い印象を持たれてしまいます。 会社でも学校は、一度でも悪い印象が付いてしまうと致命的なのです。 なお、自分が聞く側の場合も論理的思考ができないと相手の話の「主張」や「根拠」を理解できません。 周囲が良い働きや提案をしてくれても「それは違うだろう」と感覚的に判断してしまい、正しい主張を拒絶してしまうことになるのです。 これまで、コミュニケーションは「相手の文脈や行間を読み取る」などとよく言われていましたが、多様性の現代では「職種」「年代」「人種」その他多様な人々との出会いがあり、また、共に働く機会も増えました。 この様な状況の中で相手の文脈や行間を読み取る」ことは非常に難解です。 そもそも「相手の文脈や行間を読み取る」ことに論理的思考が必要なのです。 問題解決や適切なコミュニケーションには、今後更に論理的思考が重要になってくるでしょう。 ■ファクトチェック 数学はファクトチェックにも有力な手段となります。 AIなどの技術が発展するほどネットではフェイク情報も増えていきますが、その中で私たちは真実を見つけ出さなければなりません。 論理的思考や数学的手法を用いることで、真偽を見極められる場合があります。 例えば、統計データを分析する場合は、数学的手法を用いることで偏見や誤解などを排除し正確な結論を導くことが可能です。 また、数学的な証明を行うことで、主張が正しいかどうかを検証することも可能です。 しかし、論理的思考や数学的手法だけですべて判断できるわけではありません。 数学的に正しい結論だとしても、その前提条件や仮定に誤りがあるかもしれないのです。 そのため、論理的思考や数学的手法を用いながらも、常に批判的な視点で情報の信憑性を判断する必要があります。 この考え方が身に付くと、SNSで誤った情報を拡散、または発信することもなくなり、フェイク情報による自身の誤った行動もなくなります。 会社でも、上司の指示や社内のルールに違和感がある場合、論理的思考により違和感に気が付きやすくなり、数学的手法でエビデンスを提示し適切な質問ができるようになります。 私も会社勤めをしていた頃、理不尽でエビデンスのない社内ルールに対しデータを提出し、論理的に説明をして改善してもらったこともあります。 もちろん学校でも、理不尽な校則や教師の指導に対して論理的思考による疑問を投げかけることができます。 その結果、ブラック校則を無くすことも可能になるかもしれません。

この様に、数学は様々な職業や場面において必要とされるスキルなので、学生の時から身に付けておくことが重要です。

下記は第3回のまとめです。 ■まとめ 数学とは... ・日常生活で活かせる空間認識能力が身に付く ・日常生活や仕事での問題解決力が身に付く ・論理的思考が身に付く ・コミュニケーション力が身に付く ・相手に分かりやすく話しを伝えることができる ・相手の話しを分かりやすく解釈できる ・データを正しく見抜く力が身につく ----------------------------------------



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